「マリメッコ(Marimekko)」が、日本人デザイナーの富永航とコラボレーションしたカプセルコレクションを発表した。コラボはマリメッコの創立70周年を記念して、世界中の若手クリエイターと共にデザインを再解釈するプロジェクト「マリメッコ コークリエイテッド(Marimekko Co-created)」の一環で実現。一般発売は8月を予定している。
コラボではゆったりとしたシルエットのウェアのほか、バケットハット、バックパック、ホームアイテムなどをラインナップ。2001年までマリメッコのテキスタイルデザイナーを務めたマイヤ・イソラによる代表的なプリント「ロッキ(Lokki)」や「ウニッコ(Unikko)」を組み合わせ、富永が得意とする独特なカラーリングで仕上げた。
富永は武蔵野美術大学を卒業後、ヘルシンキのアールト大学で1年間テキスタイルを学び、セントラル・セント・マーチンズのファッション・プリント科に進学。さらにチェルシーカレッジオブアートで美術修士号を取得した。2016年に若手デザイナー達の登竜門として知られる「第31回イエール国際モード&写真フェスティバル」のデザイナー部門でグランプリに輝き、2018年にはアジアで活躍する若手を選ぶ「Forbes 30 Under 30–Asia–The Arts」を受賞。2019年には「ワタル トミナガ(WATARU TOMINAGA)」として、日本で初の展示会を開催し、初のプレタポルテを発表した。